仮設住宅ボランティア
仮設住宅ボランティアとは
宮古市は2011年3月の震災の影響を受け、多くの方々が仮設住宅で暮らすことを余儀なくされました。今までとは違う生活は、精神的にも肉体的にも負荷がかかる生活かと思われます。
そんな中、「わたしたちができることは何かないか」、「少しでもお役に立てないか」という気持ちから、何ができるか分からないけれど、とにかく行ってみようということでスタートをしたのが仮設住宅ボランティアです。
仮設住宅ボランティアの内容
試行錯誤の中、何回か仮設住宅のボランティアを経験していったことで、現在では、「脳トレゲーム」、「登録販売者からのお話し」、「薬剤師による健康講義」、「健康相談」という内容を行っております。
これからも内容は改善しつつも、仮設住宅がなくなるまで続けていくつもりです。
脳トレゲーム

まずは、リラックスして楽しんでいただけるような雰囲気づくりのためにゲームを行います。
普段顔を合わせない方同士でも、隣の方との会話のきっかけにもなります。
ゲーム例
・単語記憶ゲーム
・紅白の旗上げゲーム、
・後出しじゃんけん
(こちらが出したものに、負けてもらう)
登録販売者からのお話し

「花粉症」「熱中症」「風邪」「冷え」など春・夏・秋・冬 季節に合わせたテーマで、健康についてお話しさせて頂いたり、簡単にできる体操などを実際にその場で皆さんと行ったりします。
こちらで準備した「すこやか万能茶」を飲みながら、皆様と楽しくお話しさせていただきます。
薬剤師による健康についての講義
健康になっていただくには、そのための体作りが

必要不可欠です。その体づくりの基本となる「食事」を中心に、健康について全員参加型のクイズ形式で講義をさせていただいております。
特に重点的にお話をする内容として、
・体に必要な栄養素
(三大栄養素、ビタミン、ミネラルなど)
・食事の大切さ
・大腸の重要な役割
などになります。
参加される方々の多くの方が健康への関心が非常に高く、知識の豊富さには驚かされます。
健康相談
一番最後に行う健康相談は、薬剤師とじっくりゆっくり話をして、普段不安に思っていることや何か最近おかしいなと思っていることへの相談に乗ります。ここでは血圧の測定なども行います。
なかにはお薬手帳や自分で購入した薬の本を持参されるような熱心な方もいらっしゃいます。
相談の中で多いことは、

・今飲んでいる薬について
・一般薬との飲み合わせ
・健康への不安
・体調についての相談
・食生活での不安や疑問
・病院での検査結果について
などになります。
この時間こそ、医療の水先案内人としての薬剤師の真価が問われるところであります。
参加者の声
・栄養素、食事、健康に関する情報を細かく説明してもらえて、わかりやすい。
・元気な人と関わる機会があると自分たちも元気になれて嬉しい。
・食事についての話も聞きたい(要望)
・普段出かけることが無い為、来てもらえると嬉しい。
・初めて集会所に来た。来るきっかけを作ってもらってありがたい。
・相談できる場を設けてくれると相談しやすくなって助かる。
・お土産内容が良い。
・開催をいつも楽しみにしている。